トレンドラインとチャネルライン
先週の相場で、自分の引いているチャネルラインがマヨハレさんの引いているものと違った。
マヨハレさんは4月6日EURUSDのシナリオで、4Hのチャネルをひとつのレジスタンスとして見ていた。大きな下降からチャネルや、過去の安値ライン付近で「戻しを作ったら売り」という使い方をされていた。
自分の引いたチャネルとマヨハレの引いたチャネルの位置がそもそもだいぶずれていたので、自分の見ている相場観とマヨハレさんの見ている相場観にずれが生じるという事にもなりかねない。
まずは、しっかりと真似させていただいて、正しく使っていきたい。
そして、そもそも何のためのラインなのか?ということから整理していくためにこの記事を書いている。ここで学んだことをさっそく来週の相場でも引いてみて相場観を鍛えていきたい。
参考はこちら
トレンドライン(TL)
目的:「トレンドラインは波動のペースをみるもの」
引き方:下降TLであれば、戻り高値を2つ結んで引く
上昇TLであれば、押し安値を2つ結んで引く
TLの注意点
①正しく引こう
・トレンドラインは、どこにでも引けるわけではない。上昇トレンドならばの押し安値の2点に引く必要がある。 「押し安値は高値を更新した安値」という条件がある。下図なら、赤のラインだけが正しいTL。
②単体ではエントリーの基準にならない
・水平線は縦軸(価格そのものに対する線という意味)なので信頼度は高い
・トレンドラインは横軸(時間)を測るのが本来の意味合い。
→トレンドラインだけでトレードすると負けやすい。トレンドラインを下抜けしたからというだけで売っても勝てないし、逆にトレンドラインがあるからサポートされるに違いないといってすぐに勝っても、さらに深い押し(押し安値くらいまで)を付けてくる可能性がある。
・待つための基準として考えたい。
→「(買いであれば)押し目をつけるまで時間はまだあるな」という感じで気持ちに余裕を持つことができる。
相場ではしっかり待てることが負けない基本なので、トレンドラインを引いて、今後のシナリオを立てるのには重宝します。トレンドライン周辺まで戻ってくるまでは、とりあえず様子見するなど気持ちに余裕が持てるはずです
マヨハレさんのブログ
『これだけ!トレンドラインの
核心、超有名だけど勘違いしている人が多いテクニカルツール』からの引用
チャネルライン(CL)
目的:「チャネルラインは波動の幅を見るもの」
引き方:下降CLであれば、安値を結んで引いたラインをコピーして高値側に平行に移動
上昇CLであれば、高値を結んで引いたラインをコピーして安値側に平行に移動
不確実な相場に検討を付けるための道具
・マヨハレさんが使う3つの道具はフィボナッチリトレースメント、水平線、チャネルライン。
・マヨハレさんが週の初めに描くトレーディングレンジは、値動きの範囲をある程度予測したものであるが、チャネルラインは波の通り道(ウエーブ版、トレーディングレンジ)
・教科書的な引き方とは逆であるが、それによって戻り売りポイントがイメージしやすい=波の通り道の見当がつけやすい
・初心者はエントリーのことしか考えられないので、トレンドラインを引く目的がエントリーするためのものになっている。なのでTLタッチですぐに買ったり、もしくはTLを割ったらすぐに逆張りをしたりして無事に自滅していく。
・マヨハレ式チャネルではトレーディングレンジがあるので、その中で何本TLが引けようが「しょせんはレンジの中」というとらえ方をして、バイアスがかかりづらい。基本通りに、波のトレーディングレンジ内で環境認識をして、背後関係を見極めたうえでのエントリーが大事。
ごちゃまぜにしたらあかん
上昇のTLを下に抜けたからと言って、即ショートしても負けまくることが多い。上昇のTLを下に抜けたからというのは、「その上昇のペースが一旦終わった」という事であって、必ずしも「=上昇のトレンドが終了」ということではない。TLを割ったあと、押しを付けて再度上昇したり、しばらく横這いになったりということはよくあること。
マヨハレさんは、ダウ的に見て「ラス押し安値を割るまで」そして「チャネルラインから外れていくまで」目線をキープされている。→目線が確立されているので、買いか売りかで迷わない。
トレンドラインは、同一トレンドの中でも、波のペースが変わるたびにいくつも引けることがある。しかし、それはその上昇のペースが変わっただけで、目線をころころ買えるという事ではない。
チャネルラインは1つ。トレンドラインは複数の時もある。似ているが本質は違う。似て非なるもの。炒飯と焼き飯。中華そばと高山ラーメン?ダンブルドアとガンダルフ。